睡眠時無呼吸症候群ブログ
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Posted on 2015/07 by miyahara
無呼吸を治す方法
無呼吸状態を治すには、症状を起こしている原因・理由を知る必要があります。
治すには大きく二つの方法があります。一つは骨格や身体の部位が原因となる場合に、その部分を切除する方法、もう一つは生活習慣の乱れを直し、体重コントロールを行う方法です。
診断結果によってどちらかを選んで治療を行っていきます。
もし切除術を選ぶようでしたら、手術となり部位や方法にもよりますが最短日帰り~最長一週間程度の入院が必要となる場合があります。しかし傷が治れば完治する可能性も高く、今現在最短の治療だと言えるでしょう。医療の発達とレーザーを使った施術が、数年前よりも確実に入院期間を短くした要因です。
また保存的療法を受ける場合には、CPAP療法と生活習慣の改善を併用して行っていく方法が一般的です。CPAP療法とは睡眠時に鼻マスクを装着する治療法です。継続的に空気を送り込むことで閉塞的になりがちな咽頭部を改善する事が出来ます。このCPAP療法に食事指導や体重指導などの生活習慣の改善を行います。
生活習慣の改善を行うことで、体重の減少や合併症として起こりやすい高血圧、高脂血症、糖尿病など生活習慣病の予防・症状の悪化を防ぐ効果があります。
二つの治療を同時に行うことによって、効果的に治療していきます。急激な体重減少は反対に体調やホルモンバランスを崩す場合があるので、当院ではゆっくりと確実な体重の減少を行えるように指導しています。外科手術に比べると治療期間はかかりますが、無呼吸を治す方法としては有効です。