睡眠時無呼吸症候群ブログ

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アーカイブ:2015年7月
Posted on 2015/07/17 by miyahara

いびきの原因とは

いびきの原因として多いのは、気管が肥満や扁桃腺の肥大などの理由から閉塞気味になることや、慢性鼻炎などの理由により鼻が詰まり口呼吸を行うなどが挙げられます。また何かの病気の症状の一つだという可能性もありますので注意が必要です。

正しい原因を突き止め改善することが、いびきの治療に繋がります。
特にこれまでいびきをかいていた方が、体重が増えるといびきと共に睡眠時無呼吸症候群を起こすなどの例も多く存在します。大きないびきを掻いている方、最近いびきが大きくなったという方は注意が必要です。睡眠時無呼吸症候群と診断されなくても、無呼吸・低呼吸状態になると睡眠の質が落ちます。
また体重の増加だけでなく、加齢やアルコールの接種でも同じような症状を起こすことがあります。

Posted on 2015/07/17 by miyahara

いびきに有効な薬

今こちらをお読みになっている方は少なからずいびきに悩んだことがあるのではないでしょうか?その中に市販されている「いびき防止薬」を使用したことのある方もいらっしゃると思います。
市販されているいびき防止薬のなかでも有名な点鼻薬の場合、空気の通りをスムーズにする役割を担っていて、使用するといびきの割合が減ると謳っています。
しかし実は市販の点鼻薬タイプのいびき防止薬は、一時的には効果があるように感じますが、長期の使用を行うと身体が慣れてしまい効果が無くなっていきます。
旅行時など特別な時に使用するのには良いと思いますが、原因を改善していないために効果が薄いと感じている方も多いようです。
いびき防止薬という名前の通り、一時の防止には期待が出来るかもしれませんが、いびきの原因を改善するというものではないのです。

Posted on 2015/07/17 by miyahara

CPAP(シーパップ)療法とは

Continuous Positive Airway Pressure(経鼻的自動陽圧呼吸療法)の通称をCPAP(シーパップ)療法といいます。c-pap療法と書き表すこともあります。
文字通り、就寝時に鼻マスクを装着し、継続的に加圧した空気を送り込む療法です。主に就寝時のみの使用なので、日中に負担がなく使用しやすいのが特徴です。
特にメタボリックシンドロームや舌の落ち込みなど、気管を閉塞する事が原因とした睡眠時無呼吸症候群に効果的です。
始めは鼻マスクを装着したままの就寝に違和感を覚えるかもしれませんが、持続的に使うことによって自然な睡眠を得る事ができます。慣れると、無呼吸状態で今まで睡眠が足りていなかった状態から、充分な睡眠を得る事が出来る状態へ変化するために、症状を改善する事が出来ます。

CPAP療法を行うことによって睡眠時無呼吸症候群の引き起こす症状と共に、高脂血症や高血圧をはじめとする合併症にも効果があるとされており、外科手術以外の保存的治療の中ではポピュラーな方法の1つです。
特にメタボリックシンドローム・肥満が睡眠時無呼吸症候群の原因となっている場合にはCPAP療法・生活習慣の改善を同時に行っていきます。CPAP療法の装置を使用している間は、無呼吸状態が一時的に消えますが、装置の使用をやめるとまた睡眠中に無呼吸・低呼吸が起こります。よって根本的な原因を排除するために生活習慣の改善との併用が大切なのです。

ダイエット・減量を行っていくにはある程度の時期が必要となります。急激に行う無理なダイエットや無理な食事制限などは、継続して行うことが難しいですし、リバウンドを引き起こすだけでなく、体調やホルモンバランスを崩してしまう可能性があります。ですから医師と相談の上、自分に合ったペースで減量することが大切です。現状での症状をCPAP療法にて改善し、減量によって原因を改善していきます。

またCPAP療法を行う上で大切なのが、来院です。
通常1カ月に1度来院していただき、CPAPの使用や生活習慣の改善を相談・フォローしていきます。その特に改善などの何らかの変化が見られた場合は、送り込む空気の圧を変更します。また空気を送る上で大切な鼻マスクのフィット感を確認し、合わない場合は合うものに替えます。

問診・診察の結果、CPAP療法が必要だと判断された場合は、装置やマスクなどは全て健康保険の適応内(症状・医療機関にお問い合わせください)ですので、費用的な面の負担も少なくて済みます。
おおよその目安としては、月に数千円で1カ月間装置を借りる事が出来ます。CPAP療法に興味をお持ちの方は是非一度お問い合わせください。

Posted on 2015/07/17 by miyahara

手術費用について

いびきがひどい、睡眠中に無呼吸状態に陥るために手術を行う場合の多くが、扁桃腺・口蓋垂の切除です。この場合は術後に数日間の入院が必要となります。
もちろん個人差や医療機関によっての差はありますが一般的な平均は、保険治療に適応の場合、手術・入院費合わせて十数万円程度です。
また、同じ月の間に手術~退院を行い、保険治療に適応の場合は、健康保険の高額医療の補助を受けることも出来ます。(各健康保険機関にお問い合わせください。)
高額医療の補助を受けた場合、限度額にベッド代と食事代を足した金額の請求となります。限度額を超えた支払いは直接保健機関に直接請求する事も出来る場合がありますので、医療機関に直接問い合わせましょう。

Posted on 2015/07/17 by miyahara

外科手術について

原因として扁桃腺の肥大、口蓋垂(通称のどちんこ)の肥大や生まれつき大きい事が挙げられる場合、外科手術の適応となる場合があります。
メスで取り除く方法、レーザーを用いて焼き切る方法が一般的です。
手術後は痛みを伴い、数日間の入院が必要となります。メスでの切除術の後は、個人差による痛みがありますが、鎮痛剤を利用すると食事も出来ます。レーザーでの手術の場合、メスでの切除に比べて術後のダメージは軽いですが、火傷が出来るために完治に時間がかかり、痛みを伴います。

小児の場合、扁桃腺と共にアデノイドもとります。大人の場合はアデノイドが縮んでいる場合が多いので扁桃腺のみとり、残った部分を縫い合わせて喉が伸び縮みするように形成します。比較的小児の場合の方が術後の回復・痛み共に良いようです。手術が必要だと診断された場合は早めに手術を行うことをおすすめします。

手術をすることによって気管の圧迫などによる閉塞を起こすことが無くなり、睡眠時無呼吸症候群も改善します。また、合併症の改善にも効果があるとされています。快適な睡眠を得る事が出来るので、日中のイライラや眠気、集中力の低下なども改善されることが多いです。特に車など乗りものの運転をする事がある方は手術を行うことをおすすめします。居眠り運転や危険な運転を起こすリスクが軽減します。
大きないびきも減るために家族の方からも喜ばれることが多いようです。

Posted on 2015/07/17 by miyahara

睡眠時無呼吸症候群の診断基準

定義として、7時間の睡眠の間に呼吸停止や低呼吸状態に30回以上、又は1時間に5回以上陥ると睡眠時無呼吸症候群と診断されます。
呼吸停止とは10秒間以上の呼吸が停止した状態の事を指し、低呼吸とは10秒間以上換気量が50%以下に低下した状態の事を言います。

Posted on 2015/07/17 by miyahara

病院に行くのをためらっている方へ

睡眠時無呼吸症候群は正しい治療を行うことで改善する事の多い病気です。
放っておくと日中の仕事や乗り物の運転に差し支える事があります。また疲れやストレスがたまりやすくなるので、日常に何かの支障をきたすことがあります。
何か気づいたことがあれば、病院に行きましょう。

Posted on 2015/07/17 by miyahara

自宅で行う対策

・肥満を解消する
無理のない程度にダイエットを行うことが大切です。ファストフードや柔らかい物ばかりでなく、根菜類など顎を使う食べ物を多く摂取するように心がけると、カロリー・食事量共に抑える事ができ、満腹感も得る事が出来ます。
また食事だけではなくストレッチやウォーキングなど有酸素運動も併せて行いましょう。

・飲酒、喫煙を控える
就寝前の飲酒は睡眠の質を下げるだけではなく、筋肉も緩めるために無呼吸状態、大きないびきを引き起こしやすいと言われています。喫煙も気管を痛める原因となりますので、控えた方が良いでしょう。
飲酒をやめる事が出来ない方は、量を決めて飲み、就寝前のお酒や深酒を控えることが大切です。

・睡眠薬の服用
睡眠薬が原因となるわけではありません。しかし、そもそも睡眠薬を飲むきっかけとなった理由を考えてみましょう。もし夜間に頻繁に目が覚めるなどの理由の場合ならば、睡眠時無呼吸症候群が原因の不眠なのかもしれません。その場合は睡眠薬を飲むのではなく、根本原因を改善する必要があります。
医療機関で処方された睡眠薬ならば、一度相談してみても良いでしょう。

・顎が小さい、舌が大きい場合
身体的に睡眠時無呼吸症候群を引き起こしやすい方は多くいらっしゃいます。そのような方は太ると更に引き起こしやすくなると言われています。生活習慣を見直し、肥満やメタボリックシンドロームにならないようにしましょう。

Posted on 2015/07/17 by miyahara

睡眠時無呼吸症候群の原因とは

肥満の人がなる病気だ!と思っている方も多いでしょうが、肥満でない方も症状に悩まされている場合があります。もちろん肥満も因子の一つですが、他にも、生まれつきの顎や喉の形、扁桃腺アデノイドの肥大、鼻の形なども挙げられます。

その中でも顎・喉・首・鼻の形は改善しにくいです。
顎が小さい、舌が大きい、首に脂肪がついている、鼻の通りが悪いなどに当てはまる方は、睡眠中に無呼吸状態に陥りやすいといえます。
また、扁桃腺アデノイドの肥大によって睡眠中に呼吸を妨げている場合には手術を行います。小児の場合はアデノイドを摂りますが、大人の場合は扁桃腺のみとなります。

仰向けに寝ていると大きないびきを掻くけど、横向きやうつ伏せになるといびきを掻かないという方は、何らかの理由で気管が閉塞されているのが原因です。

Posted on 2015/07/17 by miyahara

睡眠時無呼吸症候群の合併症

生活習慣病といわれる、高血圧や高脂血症、糖尿病の確率が1.5~2倍程上昇するようです。
またそれだけではなく、虚血性心疾患や多血症、不整脈、心不全、脳血管障害、性欲減退、機能不全などのリスクも高まりますので注意が必要です。
特に高血圧や循環器疾患は強い関係性があるとされています。

睡眠時無呼吸症候群を起こすと、睡眠中に休息が取れずに、身体の交感神経が働くために、ホルモンバランスや体内バランスが崩れてしまいます。これが他の病気をも引き起こす原因です。

また高血圧・高脂血症・糖尿病が因子となって引き起こされる病気は多く、重篤な症状を起こす可能性があります。
特に脳卒中などの脳の血管障害や不整脈などは、睡眠時無呼吸症候群を起こすと、通常の方の3倍以上確率が上がると言われています。脳卒中は最悪の場合に死に至りますから、予防的な観点からも睡眠時無呼吸症候群の改善が必要となるのです。

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